本殿の回廊をぐるりと歩き、 建物を出て
本殿の外をぐるりと歩いた。
すると人々が参拝する本殿の真裏に
雨風にさらされて見えなくなった神様の
名前の書いてある 木製の額を見つけた。
見ると「伊豫豆彦命」と読める。
だが待てよ、「伊豫豆彦命」なら正面から
堂々と参拝すれば良いではないか。
もしやこの土地には「伊豫豆彦命」よりも
もっと古い神様がいたのではないのか?
古代の真実を知っている一部の住民は
今もこっそり裏でその古い神様を祀って
いるのではないのか?
つぼちゃんの妄想は広がっていくのだった。